首の痛みと自律神経失調症
首の痛みが特徴的な病気の一つに、自律神経失調症があります。
首の痛みだけでなく、頭痛・耳鳴り・冷え・多汗などさまざまな症状がある自律神経失調症ですが、2008年11月に東京脳神経センターの松井理事長により、日本自律神経学会で自律神経失調症と首の痛みに深い関係があることが発表されましたね。
首の痛みや凝りを治療した約9割の患者が、1~3ヶ月の間に治癒したという発表でした。
以前から、首の痛みから自律神経失調症は始まるとか自律神経失調症は足と首から治すなど言われてきましたが、実証された形となったわけですね。
首の痛みを和らげる治療には、低周波治療器や温熱療法、針灸、ビタミンB群投与などを組み合わせで実験が行われたそうです。
首の痛みに多いデスクワークなどの凝りが続くと、自律神経が失調してしまうことも考えられます。
首に痛みを感じるという人は、自律神経失調症になる前に首の治療を行うことが懸命です。
首に痛みがない人も首への負担を減らすためにも、小まめな休憩を挟むことが望ましいですね。