頚椎椎間板ヘルニア

首の痛みの原因の一つに、頚椎椎間板ヘルニアがあります。

首に痛みを感じるのは、椎間板の髄核がはみ出し神経や脊髄を圧迫するからです。

椎間板ヘルニアというと「腰」のイメージが強いですが、首の骨(頚椎)にある7つの骨の間にもクッションの役割を果たす椎間板があり、ヘルニアになる可能性があるのです。

首に痛みがあり、背中や手・腕に痺れや痛みが走るなどがある中高年は、疑ってみても良いかもしれません。

原因は老化を主に発症しますが、ムチウチやスポーツ障害をきっかけに若者でも発症する例はあります。

首の痛みをうったえ病院へ行ってもしっかり症状を伝えないと、寝違いと診断されることもあるようですので、症状は正確に伝えるようにしましょう。

首の痛みのほか、首・肩・腕・指、肘のどの個所に痺れや痛みがあるかは重要です。

痛みやしびれは、首から肩、親指側の腕、親指から小指、小指側の腕の順に椎間板の上から下にかけてどの位置にヘルニアがあるかを示す手がかりになります。

治療は、首の痛みを和らげ安静にすることから始まり、保存療法で痛みの悪循環を回避しながら行われます。

日常生活を制限するような痛みやしびれがある場合には手術療法が行われますが、タイミングが重要なのだそうです。

保存療法で痛みやしびれを和らげながら手術のタイミングをはかる治療が一般的ですね。