胸の痛みと病気
胸の痛みというとすぐに心筋梗塞を思い起こす人は少なくないかもしれません。
ですが、胸に痛みを感じる病気はそれだけではありません。
心筋梗塞が激しい胸の痛みを伴うことは有名ですが、それ以外の病気については普通あまり知識を持っていないのではないでしょうか。
肋間神経痛や帯状疱疹、胆石といった病気は胸の辺りに激しい痛みを感じることのある病気ですが、すぐに命にかかわるようなものではありません。
逆に心筋梗塞は胸に激しい痛みを伴った上、命にかかわる病気だといわれていますが、実は高齢者や糖尿病を患っている人の中にはこの痛みが不快感程度しか感じられないという人もいます。
胸の痛みが強ければ強いほど心配になるのが普通かもしれませんが、実はこの胸の痛みの強さと病の重さとは必ずしも比例するものではありません。
一瞬で治ったから、あんまり痛くなかったから、そんな理由で放置しておくと実はとても重い病気で手遅れに…なんてことになるかもしれませんので、どんな痛みであっても十分に気をつけてください。